古道具やヴィンテージの家具は新品の物にはない雰囲気があり、
とても人気なジャンルだと思います。
アンティークテイストの部屋を作りたいという要望もちらほら聞きます。
今回はそんなアンティーク風のインテリアの作り方についてまとめていきます。
アンティークとは?
そもそもアンティーク(antique)とは、
製作から100年以上経った古い美術品や工芸品、手工芸品」を示すものです。
現在は「骨董品」や「年代物の品物」を全般を表す単語として使われています。
■アンティーク部屋やインテリアの魅力
タイムレスなアンティークのデザインは、
流行に関わらずお部屋におしゃれな印象を与えます。
また、木材や装飾に凝ったものが多く、
デザインの繊細さや美しさが優雅で贅沢な空間を作ります。
様々なヴィンテージインテリアのスタイル
アンティーク風インテリアといっても、
目指すお部屋のテイストごとに選ぶ家具は少しずつ変わっていきます。
簡単に7つのスタイル別に紹介します。
■アメリカンスタイル
アメリカンアンティークのスタイルは、
大きく「ブルックリン風スタイル」「西海岸風スタイル」の2つに分けられます。
東海岸にあるニューヨーク市内のブルックリン地区の雰囲気をイメージした
ブルックリン風スタイル。
ニューヨーク市内の中でも近年開発が進み、
おしゃれなカフェやレストラン、アートで溢れる街となりました。
観光客にもニューヨーカーにも人気のエリアです。
ブルックリンは、古い工業系の建物の無骨さをそのまま活かした建物が立ち並びます。
そのブルックリンのインダストリアルな雰囲気を活かしたスタイルが、
スタイリッシュで人気です。
続いては西海岸の雰囲気と、ハワイアンスタイルやサーフスタイルをミックスしたような
「西海岸風スタイル」。
西海岸といえばロサンゼルスやマイアミなど暖かい太陽や海のイメージが強いです。
西海岸風スタイルインテリアの特徴
・海をイメージさせるブルーや綺麗な砂浜をイメージさせる白がベースカラー
・植物や貝殻など自然を連想させる小物が印象的
・ブルーの中でも濃いブルーやネイビーを取り入れると◎
■ヨーロピアンスタイル
ヨーロピアンアンティークスタイルは大きく「北欧風スタイル」「英国風スタイル」
「フレンチスタイル」の3つに分けられます。
・北欧風スタイル
北欧風スタイルはデンマークやスウェーデンなどインテリア大国として知られる北欧諸国をイメージさせます。
インテリアの生産で有名な北欧諸国。
自然素材の色調や質感を活かしたシンプルかつナチュラルなデザインが特徴的です。
カジュアルな雰囲気のある北欧スタイルは、どこか暖かみを感じさせてくれます。
いいとこ取りの素敵なスタイルで日本でも特に人気です。
・英国風スタイル
英国風スタイルは、そのクラシカルなデザインが特徴的。
ゴシック様式やヴィクトリアン様式など古い時代に流行したインテリア様式をモデルにしたデザインのアイテムをおけば、英国風のインテリアを作れます。
材質としては、重厚感のあるダークブラウンの木目のアイテムが多く、
お部屋をエレガントな空間にしてくれます。
・フレンチスタイル
フレンチスタイルはソフトでガーリーなインテリアや、
繊細な装飾が施されたクラシカルなアイテムが多いです。
色合いも白いものが多く、お部屋を優雅で洗練された空間にしたい人にはぴったりなスタイル。
■ナチュラルスタイル
特に女性に人気なおしゃれで暖かみのある可愛らしいお部屋のスタイルです。
シンプルなので、お部屋を使いやすく落ち着ける空間にしたい人におすすめです。
アンティークの持つ重厚さを調和するような淡い色合いのアンティークを置くといいかと思います。
■カフェ風スタイル
カフェのような居心地のいいカジュアルな空間もいいですよね。
おしゃれでありながら落ち着くカフェ風スタイル。
マットなブラックやネイビーのインテリアを取り入れるのが簡単です。
木目のものよりペイントのアイテムを取り入れることで、ほどよいラフさが生まれます。
アンティーク部屋コーデ
ここまで7つのスタイルを紹介してきましたが、
具体的にどのようなアイテムを手に入れればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
ここからは各スタイルを作る際のポイントをご紹介します。
■ブルックリンスタイル
インダストリアルな雰囲気で無骨さが売りです。
レンガ壁などはいいですが、賃貸では施工が難しいですね。
今ではレンガ壁風の壁紙なども市販で入手できます。
既存の壁紙の上から貼ると、お部屋が一気に様変わりします。
どれ以外のところでは、レザーのソファーや、
アイアンウッドの家具を取り入れるとブルックリンスタイルに近づくかと思います。
■西海岸風スタイル
このスタイルの決め手は、ブルーのアイテムです。
ブルーのアイテムが揃うと西海岸らしさが出しやすいです。
例えばブルーの棚や机、ソフォーなどはもちろん、
デニム生地のクッションやラグも西海岸らしさがあります。
また、ログハウス風の白い板壁は、さらにらしさを演出してくれます。
壁をリノベーションするのが難しければ、
2×4の柱を立てて板を張るのもいいかと思います。
飾り棚や星のオブジェや貝殻など小物でも西海岸スタイルを演出することができます。
■北欧風スタイル
全体的に明るめの色で統一するのがおすすめ。
例えば、明るい木目のフローリングであれば、
グリーン系のソファーを中心に観葉植物などを配置すると、
ナチュラルで暖かみのある北欧スタイルに仕上がります。
他にもレトロな花柄ファブリックのアイテムや、
北欧らしいパターン柄のラグなどは良いアクセントになります。
■英国風スタイル
ソファーやテーブルなど主役級のインテリアでリッチさを演出することが重要です。
ソファーなら上品の柄物のアイテムや、
ラグやカーテンを異国情緒がありながら、
エレガントな雰囲気のものを選ぶと英国風スタイルに近づきます。
重厚感のあるダークブラウンの木材でできたアイテムで統一感を出すと落ち着いた雰囲気になります。
■フレンチスタイル
フレンチスタイルも優雅なイメーシですが、
白いペイントや繊細な装飾が施されたアイテムが特徴的です。
白いペイント調のアイテムは甘めな雰囲気もありつつ、エレガントな雰囲気があります。
白いアイテムが増えれば増えるほど、ガーリーで優雅な印象が強くなります。
白いインテリアの他には、木味のインテリアを置くことによって、
カジュアルさのある美しい空間に仕上がります。
■カフェ風スタイル
壁を壁紙を上手に使いレンガ調や漆喰壁などにすることによって、
カフェ風の雰囲気が出ます。
他にも間接照明を使うことで、
カフェのような居心地の良さを感じることができます。
また、黒板素材の装飾や植物を置くことで、
お店の什器のようにらしさを演出できます。
他のスタイルに比べても自由度の高いスタイルですが、
アイアンと木の組み合わせはカフェらしさのあるおしゃれで、
心地のいい空間を生み出せます。
■ナチュラルスタイル
王道なお洒落スタイルであるナチュラルインテリア。
ホワイトや淡い色合いのアイテムを使うことで、
甘さもありながら大人っぽさのある空間に仕上がります。
アンティークを使ってナチュラルスタイルのお部屋にコーディネートするコツは、
ペイント素材の家具と、素朴な木味の家具を半々ぐらいで取り入れることが重要です。
また、籠や植物を取り入れることで、上級な落ち着きやすい空間になります。
まとめ
アンティークインテリアは人気ですが、それを活かすのは以外と難しいと思います。
アンティークって高価だし、失敗できませんよね。
まずはどんな雰囲気のインテリアを作りたいのかをよく考えた上で、
家具の方も選んでいきましょう。
イメージの家具がない時には、
オーダーメイドでお好みの家具を一個生産で作成していますので、
HPからご連絡いただければと思います。
市販の家具では満たせない需要を形にします。
こんな家具が欲しいなどご要望ありましたら、
お気軽にご相談ください。
それでは。
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