都会での一人暮らしは家賃を少しでも抑えて、
少しでも広い部屋で暮らしたいという方は、
少なくないのではないでしょうか?
築年数の古い団地やアパートは、メリットがたくさん。
家賃を抑えて希望のエリアに住めたり、
面積の大きい物件では大きめ家具を置くこともできます。
ただ、建具や水回りが古さを感じるものだったり、
必ずと言っていいほど和室があったり、
インテリアの難易度が高めなのも事実です。
今回は、古い団地やアパートでもインテリアを楽しめるコツを、
まとめていければと思います。
3つのポイント
■襖や引き戸を外す
床や壁はごまかせても、建具はごまかすのが難しいものです。
古いだけで見た目がいまいちな襖や引き戸は、
外して使うのがおすすめです。
すっきりして空間が広く感じられ、
家具が置きやすくなる効果もあります。
外した戸は押入れや天袋に収納したり、
壁に立て掛けて布で覆ったり、
見えないように隠しましょう。
■洋風なものをプラス
キャビネットやダイニングセット、
ガラス製の照明など、意識して洋風のものを組み合わせてみましょう。
生活感とおしゃれさのバランスがうまく取れて、
洗練されているけど頑張りすぎていない、
適度に力の抜けた雰囲気になりこなれた感じが演出できます。
■古道具やアンティークをちょこっと
団地やアパートならではの味わいを活かすためには、
古道具やアンティークを取り入れてみましょう。
インテリアを全部古道具で統一したり、
無理にアンティーク風や和風のインテリアに寄せなくても大丈夫です。
家具一つ、あるいはディスプレイ用の小物をいくつか飾るぐらいでも、
全体のバランスが取れるようになります。
古さを楽しむインテリアのつくりかた
■戸を外して、開放的なLDKをつくる
古い物件や団地などは、細かく部屋が分けられていることが多いですよね。
前述した通り、仕切りに使われている引き戸や襖は外してしまいましょう。
LDKや寝室など、戸がなくなるだけで開放的な空間が生まれ、
お部屋の雰囲気も一変します。
■寝室や和室は布で仕切るのもおすすめ
目線が気になる場合は、
リネンやボイル素材など薄手のカーテンで遮るのもおすすめ。
光や風を通す素材なら、圧迫感なくお部屋の広がり感を保てます。
間仕切りとしても優秀です。
上手な「床」の使い方
和室ある場合の畳は、いかにも「昔」な雰囲気。
ビニール床なども団地ならではの雰囲気ですね。
こういった場合の対策はどうすれば良いのでしょうか?
■レトロなビニール床を、あえてそのまま見せる
全体的に「和」「レトロ」な雰囲気でまとめることで、
レトロな雰囲気ですが、ごちゃっとしているわけではなく、
すっきりとまとめるのが重要です。
合わせる家具にはきをつけましょう。
和室の畳+こたつの組み合わせも素敵。
最近のモダンなデザインのコタツを選びましょう。
ダイニングはビニール床になっている場合が多いです。
こういった場合、北欧風のナチュラルな
ダイニングテーブルなどを合わせても意外と似合います。
■カーペット敷きのお部屋はモダンに仕上げて
じゅうたん敷きのお部屋には、
古道具やアンティークがよく合います。
黒やステンレスなどの素材をミックスすれば、モダンな雰囲気に。
■大判ラグで全体的に覆う
昭和モダンでスタイリッシュなお部屋を引き立てているのが、
単色の大判ラグマット。
大きめサイズを選んで床の大半を覆ってしまえば、
畳の印象もかなり薄れます。
木の柱と壁の組み合わせなど、
絶妙な「どこか懐かしい空気」がインテリアの魅力になります。
和室を使いこなそう
和室をリビングにするなら、ソファは置けない。
寝室にするならベッドは置けない。
そんな固定概念を捨ててしまえば、
「なんとなく使い勝手がいまいち」と思っていたお部屋に、
思いもよらない可能性が見えてきます。
畳の部屋にも洋風のナチュラルな木製の家具はマッチします。
和室の良さは活かしつつ、
あなたらしくくつろげるお部屋を作りましょう。
ローテーブルにソファと座椅子を組み合わせれば、
気分に合わせて好きなところに座れます。
この使い勝手の自由さは、和室ならではの魅力です。
友達をたくさん呼んでも、みんなでテーブルを囲めます。
■押し入れを収納&デスクスペースに
奥行のある押し入れは、
収納だけに使おうと思うとスペースが余りがちです。
逆に、ちょっとだけ欲しくても、
結構スペースをとりがちなデスクスペースを組み合わせてみてはいかがでしょう。
オープンにして雑貨を飾れば、
おしゃれなインテリアの一部になります。
メイクスペースやPCデスクなど、
多目的に使うのも良いです。
上下に分かれているタイプなら、
天板も必要ありません。
あえて余白を残してポストカードや、
ポスターお気に入りの写真などを飾ると、
よりお気に入りの空間になります。
■キッチン、ユニットバス…水回りもおしゃれに見せる
調理器具はなるべくシンプルなデザインのものを選び、
吊るして収納すると使い勝手もよく、見た目にもごちゃごちゃしません。
レトロなキッチンだからこそ、味わいとして感じられるのかもしれません。
調味料類はひと手間ですが、ガラス瓶に詰め替えたり、
カラフルなパッケージを剥がしてみましょう。
色数を抑えることで、
沢山の物が並んでいても散らかった印象にはなりません。
■トイレ・お風呂は、生活感を消す工夫が大事
トイレタンクの上にかごを置いて収納スペースに。
また、洗面周りのアイテムは、
茶色と白でまとめることですっきり見えます。
洗剤等を洗面ボウルに直接置くのではなく、
木の板などを置いてスペースを確保しつつ、
おしゃれに見せる事も可能です。
まとめ
昔ながらの団地やアパートのレトロな魅力を生かしたインテリア術、
いかがだったでしょうか?
ちょっとしたコツをご紹介させていただきましたが、
生活感や部屋の使い方など、固定概念に縛られず、
お部屋に合う素敵なアイテムを探して、
自分らしくアレンジし、古さのある暮らしを楽しみましょう。
そんな時にこんな家具があったらなど、
お気軽にご相談ください。
それでは。
■インスタ
■HP